いずれはみんな白内障になる!?

白内障の手術をして、そろそろ5年がたつ。あの手術の瞬間は今でも思い出したくないが、もし知り合いが白内障となり、手術に迷っていたら、間違いなく「やれ❗」と言う。

 

自分は52歳で「白内障です。」と言われ、「まだ、お若いのに珍しい。」とも言われ、当時は意味がわからなかったが、後々調べてみると、明確な「老人病」であることがわかった。
「一昔前なら、(仕事から)引退ですよ。」のショックな言葉の意味もよく分かる。

 

このほど、術後の恒例の年定期検診に行ったところ、新たなニュースが。

あの恐怖の手術が全自動になったらしい。

これではなんだかわからないが、白内障手術は、これまで、

 

(乱暴に説明すると)
水晶体を溶かして
→ストローで全部吸い取って
→人工の水晶体を挿入
の手順で進む。


これが全自動。しかもレーザーで照射。メスは要らないらしい。
でも、あの眼球への恐怖の麻酔注射は変わらないらしい。本当はあれを何とかしてほしい。

 

この白内障。実は80歳代の方々は100%全員なってしまうらしい。「50代で白内障は若い」というのはここからだったようだ。

 

「歳をとったら何にも見えん。」とぼやいてるご老人は、ほとんどが白内障緑内障のためで、本当は早く医者に行った方がいい。特に白内障は単に「歳だから」とあきらめていないですぐに「手術する」ことをお勧めする。一瞬の眼球注射さえなかったことにすれば、、、

 

術後の自分の視力は両目とも1,5。実は、小学生頃から視力は1,0なくて、中学では0,1をきり、視力が、良かった時代はないに等しい。そんな自分が、今では誰よりもゴルフボールがよく見える。これは最高に嬉しい。

 

生まれて初めてクリアな視界を得て、これまでいかに損をしていたかを思いしった。50年の人生の中で見たものはすべてもう一度見てみたいと言う心境にいたり、まずは、過去訪れた日本の観光地を一ヶ所ずつもう一度巡っている。一番遠いところは、南米のガラパゴス諸島なのでかなりの気合いと体力が必要だが。

 

今は、ある意味、人生に張り合いが生まれて40代の頃よりも心持ちの上では若いのかもしれない。

 

そこで、ご両親など、身近な方が「最近、よう見えん。」と言っていたら、すぐに診てもらうことをすすめてほしい。おそらく、術後は行動的になり、ひと頃よりも10歳くらいは若返るはずだ。

 

人工水晶体となった今、(現実にはあり得ないが)もし仮にもう一度白内障と言われたら、私は間違いなく手術をすることを選ぶと思う。それだけ得るものが大きい。そうして、皆に同じ感動を味わってもらいたい。